企業支援事例
製造業
津和野の地酒、三季醸造への初陣
- 事業所名
- 古橋酒造株式会社
- 業種
- 清酒製造業
- 支援分野
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- 補助金・助成金
- 生産性向上(業務効率化)
- 従業員数
- 4

- 相談内容(課題)
- 酒米をはじめとした物価高騰・エネルギー価格の影響による収益性が低下に対応してきていた。
また、現在使用している圧搾機は50年前に導入した機械で、段取りに労力と時間がかかり醸造の開始時期と期間(冬季醸造のみ)に制約を受けているとともに、酒質の低下にも繋がっていた。
そこで、圧搾機を更新し、酒質を向上させたうえで醸造期間の延長(3季醸造)の体制を整えることで、収益性の増加に繋げたい。
だだし、圧搾機の更新費用が高額となることから補助事業を活用したいと相談がありました。
- 支援内容
- 当初、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」を活用したいと相談がありました。ただ、事業規模や投資額から「ものづくり産業生産プロセス変革等支援事業」の方が有利であったことから、当補補助金の活用を提案し、その申請に向かうこととなりました。
申請支援にあたり、まず、既存の生産能力を把握するための工程分析を実施し、そのうえで設備更新後の生産能力向上の算定を行いました。
それと並行してSWOT分析を行い生産能力向上後の事業戦略を一緒に検討しました。
無事に補助事業に採択された後は、事業の進捗や実績報告の支援も行いました。 - 活用した支援策
- ものづくり産業生産プロセス変革等支援事業
- 支援の成果
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補助金の交付により投資負担が軽減でき、圧搾機の導入による3季醸造の体制が実現できた。
また、圧搾機の段取り負担が大幅に軽減されたことで、段取りの省人化と工数の余力増加による販路開拓への取り組み時間の確保ができたことで、コスト削減と収益増加の道筋が明るくなった。
代表者も3季醸造体制により、津和野の地酒を広めつつ生産性向上を図ることにモチベーションを高めている。
- 今後の目標等
- 今後は、更なる生産性の向上と津和野の地酒を広めつつ津和野町自体もPRしていきたいとの思いから、以下を目標に掲げる。
そこで、津和野でしか買えない「地元限定商品」を開発する。
そして、既存の酒蔵を見せる酒蔵にし津和野を象徴するコンテンツに育てたい。
また、当社「初陣」ブランドを、不易流行の基にリ・ブランディングしていく。
- 事業者の声
- 最新の圧搾機のメリット(組み立て・解体が容易)を生かし、様々な需要に対応して行く所存です。
高性能なので搾った新酒の品質も格段に向上しました。
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事業所名:古橋酒造株式会社
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所在地:島根県鹿足郡津和野町後田ロ196
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電話番号:0856-72-0048
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